一般社団法人レインボーフォスターケアについて

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Information

【2023年10月 青森県児童福祉施設等職員研修】

青森県にて児童福祉施設等職員研修を担当しました。

テーマは「児童福祉施設におけるLGBTQ児童への対応」。

全県より職員の方々が集まり、実例をもとにワークを実施しました。

【2023年10月 舞台『チョコレートドーナツ』パンフレット掲載】

 舞台『チョコレートドーナツ』が再演されました。

パンフレットには、「LGBT×社会的養護」について、藤が受けたインタビューが掲載されています。

【2023年5月 映画『老ナルキソス』脚本協力】

映画『老ナルキソス』の脚本協力を担当しました。

5月より全国順次公開です。

 

【2023年2月8-9日 九州乳児院職員研究大会inかごしまにて記念講演】

九州乳児院職員研究大会(鹿児島県)にて記念講演「LGBTQと社会的養護から考える」を行いました。

80名を超える現場の職員の方々から多くの質問や意見が寄せられ、実りある講演となりました。

 

里親会、乳児院、児童養護施設、児童相談所などから、「LGBT」×「社会的養護」の課題についての質問などが多く寄せられています。

講演や研修会のご依頼はこちらから。

実際の現場で起こった事例をもとに、ワークショップなども行っております。

【2023年2月6日 東京新聞一面に『同性カップルも里親に』が掲載されました】

東京都の女性カップルの里親としての体験談が掲載されています。

弊法人もコメントを寄せました。

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一般社団法人「レインボーフォスターケア」の藤めぐみ代表理事は「欧米では実父から性虐待を受けた女の子に女性カップルが求められるケースもあり、同性カップルは貴重ななり手だ。日本でも同性カップルが里親を担えることを積極的に伝えてほしい」と話している。

【2022年10月19日 東京都決算特別委員会で同性カップル里親に関する質問】

龍円あいり議員の質問に対して、東京都福祉保健局より、以下の回答がありました。

 

平成30年度の改正後、昨年度末までに新たな基準を適用した認定件数は11件あり、その中では、養育家庭としてのほか、一時保護で児童を受け入れていただいている家庭もある。

 

 

〇今年度からは、同居状態の安定性や継続性を考慮した上で、事実上婚姻関係と同様の事情にあると認められるときには、双方を「里親」として認定できるよう基準を改正している。(2018年の要件緩和より進んだ改正です)

 

東京都里親認定基準解説(令和4年3月31日)

には、「婚姻の届出をしていないが、その同居状態の安定性、継続性を十分に考慮し、 事実上婚姻関係と同様の事情にある者(同性パートナーを含む。は『配偶者』と みなす」との文言が加えられました。

【2022年10月 フォスタリングソーシャルワーク専門職講座

2020年度、2021年度に引き続き、今年度も「フォスタリングソーシャルワーク専門職講座」(助成・日本財団助成、主催・立命館大学)で「里親支援におけるセクシャルマイノリティ」を担当しています。

里親支援のスペシャリスト育成プログラムの中で、専門職の方々に「社会的養護×LGBT」の最新の情報や実践例などをお伝えしています。

 

2022年度のスケジュールの内容

【2021年11月 児童相談所および民間養子縁組機関におけるセクシュアル・マイノリティ等に対する里親委託・養子縁組に関する調査結果について

「児童相談所および民間養子縁組機関におけるセクシュアル・マイノリティ等に対する里親委託・養子縁組に関する調査」の結果が公表されました。

 

※研究組織:「生殖補助医療・社会的養護による LGBT の家族形成支援システムの構築」(日本学術振興会、課題設定による先導

的人文学・社会科学研究推進事業(実社会対応プログラム)、研究テーマ公募型) 

研究代表:二宮周平(立命館大学)

 

同性カップルの里親委託や養子縁組に関して、児童相談所や養子縁組機関の方々の率直な考えや現状についての詳しい報告です。

せひご覧ください。

 

「児童相談所および民間養子縁組機関におけるセクシュアル・マイノリティ等に対する里親委託・養子縁組に関する調査報告」(PDF)

 

【2022年5月10日 調査結果に関する記事が掲載されました】

同性カップルの里親を望む当事者の現状も掲載されています。

子どもを育てたい--。そう願うLGBTなど性的少数者に、「里親」という選択肢があることが徐々に知られてきている。家族の形は多様化しており、実際に里親になることを検討している女性カップルに取材すると、家族として子どもと暮らしたいという希望を語った。また、里親に子どもを預ける児童相談所(児相)などに対し、性的少数者への委託などについてアンケート調査を行った白井千晶・静岡大教授(家族社会学)に話を聞くと、不安を持っている様子も浮かんだが、肯定的な声が聞かれたという。

【2020年12月 舞台『チョコレートドーナツ』パンフレットにコラム掲載】

宮本亞門さん演出・東山紀之さん主演の舞台『チョコレートドーナツ』のパンフレットのコラム「『同性カップルの里親』がニュースにならない社会をめざして」を担当させていただきました。

 

【2020年10月・2021年1月『季刊セクシュアリティ』執筆】

『季刊セクシュアリティ98号・99号』に「児童養護施設における性的マイノリティに関するヒアリング調査」と題して、調査のさらなる分析について執筆させていただきました。

【2020年3月3日 朝日新聞「私の視点」に掲載】

東京都港区の「男女平等参画条例の改正案」に関して、レインボーフォスターケアはSNS上で意見を募りました。

集まった約140件意見を港区に届けるとともに、性別違和以外の理由でも制服に苦しむ方が多いという実情を朝日新聞「私の視点」に掲載させていただきました。

【2019年11月30日 日本財団主催「ソーシャルイノベーションフォーラム」に登壇】

※写真をクリックすると記事が読めます

【2019年3月1日 『地域保健』にインタビュー掲載】

『地域保健』2019年3月号の『ピープル』に、代表・藤のインタビューが掲載されました。

→インタビュー全文はこちらをクリック!

 【2018年9月29日 「児童養護施設における性的マイノリティ(LGBT)に関するヒアリング調査」報告会を実施しました】 

2018年9月29日、全水道会館にて、

調査に関わった白井千晶さん(静岡大学人文社会科学部教授)、 渡辺大輔さん(埼玉大学教育機構基盤教育研究センター准教授)とともに、ゲストの岩本健良さん(金沢大学人文学類准教授)、遠藤まめたさん(LGBTの子ども若者支援)、山口修平さん(児童養護施設 一宮学園副施設長)をお迎えして報告会を行いました。

多くの方のご来場、ありがとうございました。

●当報告会は、公益財団法人三菱財団の社会福祉事業・研究助成を受けて開催しました。

報告書は「児童養護施設におけるLGBT児童調査」からダウンロード可能です。

 

※当調査について東京新聞、毎日新聞、西日本新聞等でとりあげられました。

 

【法人化のご挨拶】

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 このたび、レインボーフォスターケアは一般社団法人となりました。
2013年1月、レインボーフォスターケアは任意団体として発足し、これまでさまざまな団体・個人の方々と協力し、「LGBTと社会的養護」をテーマに勉強会や講演会などを実施してきました。一般社団法人として、今までの取り組みが変わるわけではなく、今後も地道に「多様な大人と多様な子どもと多様な家族が生きやすい社会」を目指して、活動してまいります。
 今後とも、どうぞよろしくお願いします。

2015年10月16日
一般社団法人レインボーフォスターケア
代表理事    藤 めぐみ

 (「RFC」の名称はこれからも略称として併用してまいります。)

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【設立趣旨】

※任意団体設立時

 

里親制度がなかなか普及しないといわれている日本。

「子どもたちと関わりたい」、「社会の役に立ちたい」、 そんな願いを抱きながらも、 里親制度を含む子どもの社会的養護(※1)の文脈において、制度上全く想定されていない人たちがいます。

この国のLGBT(※2)の人たちです。

 

彼ら彼女らが、もっとこの国の子どもたちの社会的養護に関わることができないか・・・?
そんな想いを胸に、レインボーフォスターケア Rainbow Foster Care(RFC)(※3)は立ち上がりました。


現在、欧米の各国で、里親・養親として、子どもたちを育てているLGBTが数多くいます。
そこでは、LGBTによる子育ては当たり前のものとなりはじめています。
むしろさらに進んで、社会的養護のもとで暮らす子どもたちの中にもいるLGBTの子どもたちへのケア(※4)のため、LGBTへ向けた積極的な里親募集を行っている自治体もあるほどです。
すでに欧米先進国では、LGBTが里親家庭・養子縁組家庭の重要な受け皿・リソースとして政策的に認識されているのです。

 

レインボーフォスターケアは、海外におけるLGBT里親・養親状況の進展を踏まえつつ、里親制度を含むこの国の社会的養護に関わる人々と、社会的養護に関心のあるLGBT当事者・LGBT支援者の人々をつなぎ、LGBTが国内の社会的養護の重要なリソースとして認知される社会の実現のため、様々な活動を行っていきます。

 

社会的養護が必要なこの国の子どもたちに、温かい家庭を。

 

そんな社会を夢に、レインボーフォスターケアは「LGBT」を含めた視点(※5)から、日本の社会的養護について考えていきます。

 

 

(※1)「社会的養護」・・・家庭において適切な養育を受けることができない子どもを、社会が公的な責任の下で育てるしくみのことです。児童養護施設、里親制度などがあります。養子縁組制度も含みます。

 

(※2)「LGBT」・・・女性同性愛者(レズビアン)、男性同性愛者(ゲイ)、両性愛者(バイセクシュアル)、性別越境者(トランスジェンダー、性同一性障がいの方も含む)の方々をまとめて指す言葉です。このサイトでは、「性的少数者」「性的マイノリティ」とほぼ同じ意味で使っています。

 

(※3)「フォスターケア FosterCare 」・・・児童養護施設等を含めた社会的養護全体を指す場合もありますが、単に「里親制度」の意味で使われる場合もあります。海外では、社会的養護=里親制度、とイメージされるほど、里親制度が根付いている国もあります。

 

(※4)LGBTの子どもたちへのケア・・・欧米ではLGBT当事者である子どもが、保守的な里親家庭からLGBTであることを理由に追い出される、というケースが社会問題化しており、LGBTに対して里親募集が行われたり、里親登録の研修時にLGBTの児童への理解を深めるための教育プログラムが用意されていたりします。

 

(※5)・・・社会的養護の受け皿としてのLGBTという問題に加え、RFCでは社会的養護のもとで暮らすLGBTの児童を取り巻く問題についても考えていきます。